相続放棄は自分を守るためにあります。

親が残した負債を子どもであるということで、返済義務を負わなければならないのは受け入れがたいことでもあります。

 

そのために相続放棄をしますが、安易に相続放棄の手続きをしてしまって後から後悔、というケースもありますので、手続きをする前にかならず確認が必要です。

 

デメリットの一つ目は、相続放棄をすると新たな相続人が出現してしまうということです。親が負債を残して亡くなれば、その子どもが相続人になります。子どもが全員相続放棄をしなければ、誰かが負債という財産を相続しなければなりません。

 

また同じような例で見逃しがちなのでが、成人して妻子のある息子が亡くなった場合、財産より負債額が多いので、妻子が相続放棄をしました。
そういう場合、亡くなった息子の親が相続人となり返済義務が生じるのです。成人して別所帯だから大丈夫とはならないのです。もしその親が相続放棄をすれば、息子に兄弟姉妹があればその人たちが次の相続人となります。ただし、永遠に新たな相続人が出てくるわけではありません。兄弟姉妹の子どもまでは相続権は移りません。

 

 

相続放棄デメリットの2つ目

相続放棄デメリットの2つ目は、相続放棄を一度してしまうと、その後どんな理由が生じても相続放棄を撤回することはできません。
例えば、相続放棄をした後に価値のある骨董品があることがわかったとか、タンス預金が見つかったとき等、残念ですが相続放棄を撤回したいと訴えても認められません。

 

そのためには事前に遺産の調査をしっかりとやらなければいけません。しかし、相続放棄をした理由が他の相続人の脅迫や、詐欺などによる場合は例外的に取り消しをすることが認められています。

 

デメリットの3つ目は、相続放棄をすると負債はもちろん受け継ぐことはないのですが、プラスの財産も受け取れないのです。
プラスの財産が多いのかマイナス財産の方が多いのかわからない時は、限定承認という相続の仕方もありますので、専門家に相談するといいです。